無題 
庄司博彦 3/28(火) 21:00:06 No.20170328210006
NHKテレビ 全国放送  3・11特別企画「ニュース・シブ5時」

2017年3月31日(金) 放映時間「午後5時〜6時の間」

仮題「石巻の子ども達が写した心の軌跡」

東日本大震災で被災した宮城県石巻市。そこに、震災直後から「使い切りカメラ」を手に、
自らの気持ちを写真で表現し続けている子ども達がいる。フォトジャーナリストの庄司博彦
が行っているフォトセラピー写真教室。その写真には「母の死」「進路」「心の傷」といっ
た重い課題に子ども達がどう向き合ってきたのか、その軌跡が映し出されている。

今も母の死と向かい合い続ける
石巻工業高校3年生の佐々木真輝くん18歳。母(当時35歳)を震災で亡くす。震災当日
は小学校の卒業式だった。母を助けられなかった無気力感に苦しみ続けていた彼の心を癒し
たのが、中学校の授業で僕が開いている写真教室だったようだ。中学1年生の時写した最初
の写真『無力なぼくたち』は被災した町の風景。1年後に撮った『ぼくとお母さん』は津波
が来る前日まで、母が履いていた僕のスリッパの写真。2年後には母の遺影に向かい写した
写真には『母へのメッセージ』と題名を付けた。3年後は憧れの高校に合格が決まった瞬間!
校庭に貼り出された受験番号だった。題名は前向きに生きるため『夢への第一歩』とした。
しかし6年 大きな被害を受けた地元・石巻にある日本製紙系列の工場に就職する。
卒業式を前にどのような写真を撮るのだろうか。そこに込めた思いとは?

故郷に残るか離れるか?被災地のリアルを写す
須田雄大くん19歳。震災当時は中学1年生だった。被災後3ヶ月には、石巻を直撃したもう
一つの『自然の災害』である大型台風を写した。1年後の作品は、津波に流されて自分の家
や周りのもの全てを失った風景を撮り『変わり果てた』というタイトルを付けた。
「今ならここに立てる気がする」と初めて現実と向かい合うために1年後、生まれ育った浜
を訪れた。集落ごと津波にさらわれ、家も船も漁具も失った。父も祖父もカキ漁師。生活
は依然として厳しい。
フォトセラピー写真教室では家族で支えあってきた海をテーマに写真を撮り続ける。
しかし、両親の会話から聞こえてくるのはカキ漁の今後の不安。地元を去る仲間も多い。
自分に出来ることは何かを模索する日々。故郷を離れるのか、残るのか。
そんな気持ちを写真でどのように表現してくれるのか?
さあ皆さん、番組をご覧ください。


  非営利活動 ワールドチルドレン・フォトプロジェクト代表

「被災地継続支援の会」会長・フォトジャーナリスト 庄司博彦


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